あなたは間違った呼吸をしている!? 著書『人生が変わる 最高の呼吸法』を読んだ見た。
僕は昔から呼吸が苦手だ。
高校生の頃までは「口呼吸」をしており、大学生になって、何がきっかけかは覚えていないが、「口呼吸」は間違った呼吸であり、人間本来の呼吸は「鼻呼吸」であると知った。
口呼吸の人は、口の中で舌の位置が下顎に落ちているため、顔も締まりのない顔になってくるし、汚れた空気を直接体内に取り入れるため、風邪などの病気になりやすくなる。
口呼吸は、百害あって一利なしなのだ。
一方、鼻呼吸の人は、舌の位置も上顎に張り付いて、顔もリフトアップされ締まっているし、鼻から取り入れた汚れた空気は、鼻毛というフィルターを通して体内に送られるため、綺麗な空気を吸う事が出来、風邪などもひきづらくなる。
口呼吸をしていると自覚のある人は、ぜひネットで鼻呼吸のメリットや口呼吸のデメリットについて調べて欲しい。
口呼吸をしていると人生の8割くらいは損していると僕は思う。
医者の中には「口で呼吸をすることは、鼻でご飯を食べることと同じ」という人もいる。
それほど、鼻から呼吸するということは、生きる上で大事なことであり、生物として当たり前のことなのだ。
しかし、鼻呼吸をしているから「正しい呼吸」をしているとは限らない。
僕ら現代人は、ほとんどの人が無意識のうちに「呼吸過多」の状態になっているという。
つまり、呼吸し過ぎなのだ。
ほとんどの人は「深呼吸は体にいい」と思っているのではないだろうか。
そんな僕らの常識を覆し「正しい呼吸」を教えてくれるのがこの本。
著書『人生が変わる 最高の呼吸法』を読めば「正しい呼吸」とはどういったものか理解することができる。
現代人のほとんどが「正しい呼吸」をしておらず、適正量の2倍から3倍多く呼吸しているという。
普通の人は
「多く呼吸して何が悪いの?」
「酸素を沢山体に取り入れた方が健康的じゃないの?」
と思うかもしれない。
僕もそう思っていた。
酸素を沢山吸った方が頭もスッキリするし、「酸素カプセル」なんてものが世の中にあるくらいだから、多すぎて体に悪いことはないだろう、と。
しかし、肉体が活用できる酸素の量は、実は二酸化炭素によって決まるのだという。
二酸化炭素は、酸素を吸った後に体から出るゴミ見たいなイメージを持っている人が多いだろう。
実は、呼吸で大切なのは酸素よりも二酸化炭素であり、体内の二酸化炭素濃度が少ないと体に酸素は行き渡らないのだ。
二酸化炭素が体内に酸素を届けてくれる窓のような存在であり、体内の二酸化炭素濃度が少ないと、窓があまり開いてない状態となり、酸素を筋肉に送れないらしい。
二酸化炭素は常に体の中に発生しており、呼吸をすることで吐き出される。
二酸化炭素濃度を高め本来の「正しい呼吸」を手に入れるためには、1回あたりの呼吸量を少なくし、呼吸回数もなるべく減らす必要があるらしい。
この事実を知り、僕は自分の常識が覆されたような気がした。
今まで疲れた時や集中したい時などに、深呼吸をしたり、ダイエットのためにあえて大きく呼吸したりしていたが、まるで意味がなかったということだ。
本当に肉体のパフォーマンスを上げ、健康的な体を手に入れるためには「正しい呼吸」を身につけなければならない。
この本には、その「正しい呼吸」をするためのトレーニング方法が詳しく記載されている。
健康状態を良くしたい方、運動パフォーマンスを上げたい方に是非おすすめしたい。