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ナンパには色々と種類がある。
「ストリートナンパ」「バーナンパ」「クラブナンパ」「ネットナンパ」などなど。
僕はストリートナンパ師だが、元々はバーナンパ師だった。
主戦場は「300円バー」や「333円バー」、「パブリックスタンド」などのいわゆる「ナンパバー」と言われるところだ。
そして、ナンパされに来た女の子に「イェェエイ!!かんぱぁぁあい!」みたいなテンションだけの適当なオープナーで会話をオープンさせ、最後はLINEゲットして次に行く、というナンパを繰り返していた。
バーナンパは会話のオープンとLINEゲットが凄く簡単なのだが、あまり可愛い子がいなく、男が女に比べ圧倒的に多く、レッドオーシャンになっているという現状がある。
それが嫌になり、僕はバーナンパ師からストリートナンパ師に生まれ変わったわけだ。
ストリートには可愛い子がたくさんいるしナンパする場所によってはブルーオーシャンだ。
バーナンパよりハードルは非常に高くなかなか成果も上げられないが、メンタルや行動力などの「男として必要なステータス」を鍛えることが出来るためやりがいもある。
なので僕は「やっぱストナンが王道にして、最強やな」とか思っている今日この頃なのだが、唯一のデメリットはストナンは毎日やると非常に疲れるのだ。
よって、週のうちの多くて4日くらいには抑えているが、ストナンをすると帰りが遅くなり必然的に寝る時間も遅くなる。
そして、寝不足のまま仕事へ行き、疲れた体をなんとか動かすため、朝からエナジードリンクでドーピングし、体力を前借りしている。
そうしてドーピングの反動と前借りした体力を利息つきで返済しているため、結果的に疲労感は積み上がっていく一方なのだ。
そんな悩みを抱えている中で解決策を探っていたとき、僕はふと思った。
「ネットナンパなら家でゴロゴロしながら出来るやん」
ネットナンパ、つまり出会い系サイトで女と会うことである。
それがナンパというのかはいささか疑問ではあるが、このネット社会において、「出会い系」を語らずしてナンパは語れないだろう。
僕はストリートナンパ師だ。しかし、そこにこだわるあまり、世界を狭めてしまっているのかも知れない。
出会い系にはまだ見ぬ美女が潜んでいる可能性がある。ストリートナンパにはない「楽しさ」が僕を待ち受けている気がする。
オラ、わくわくしてきた。
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